セルフ診断、お疲れさまでした!
この解説ページでは、各質問について、代謝低下との関係性を説明しています。
実際に、

なぜ、女性の体は年齢と共に「痩せにくく太りやすくなるのか?」それは、更年期になると女性ホルモンの一種「エストロゲン」が大きく減少するからです。
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エストロゲンには、筋肉や骨を守り、脂肪の蓄積を抑えるなど、代謝を支えるさまざまな働きがあります。
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そのため、ホルモンの減少とともに筋肉量が落ちやすくなり、骨が弱くなり、脂肪がつきやすくなるなど、代謝の低下につながる変化が起こります。
今回の診断で「はい」の数が多かった人は、すでに代謝が低下している可能性が高く、複数の要因が重なっていることが考えられます。
女性の更年期では、ホルモンの減少によって基礎代謝が落ちやすくなります。
さらに、食事の偏り、筋トレ不足、睡眠不足、活動量の減少などが重なることで、代謝はより大きく低下しやすくなります。
1つしか当てはまらなかった場合は、今の段階では目立った変化がなくても、見過ごすことで将来的に代謝の低下につながる兆候であることも多く、早めの対策が大切です。
あなたが「はい」と回答した項目はもちろん、そうそうでない項目も含めて「なぜ体が変わりにくくなっているのか?」の仕組みを知るヒントとして、ぜひ読み進めてみてください。
「栄養(食事)、筋トレ(運動)、睡眠(休養)」といった生活習慣を見直し、代謝を支える環境をつくることで、40代、50代だからこそ、たんに減らすだけの「ダイエット」ではなく、代謝を上げて育てる「ボディメイク」が向いているのです。
「簡単に体重が落ちなくなり、脂肪が増えてきた」と感じてる人は、今こそ変われるチャンスです!
目次
- 1 Q1. 食事の量を以前よりも減らしているのに、痩せにくくなった/太りやすくなった
- 2 Q2. とくにお腹や腰、背中の脂肪が気になってきた
- 3 Q3. 食事の時、ごはん・たんぱく質・脂質のバランスを意識していない(PFCバランス)
- 4 Q4. 摂取カロリーやご飯(白米)を減らせば痩せると思っている
- 5 Q5. 自分の「基礎代謝」や「1日に必要な摂取カロリー」を把握していない
- 6 Q6. 筋トレを続けているのに、見た目の変化を感じにくい
- 7 Q7. 自分の体重以外に体組成(筋肉量・骨格筋・体脂肪率)を把握していない
- 8 Q8. 有酸素運動は週3回以上しているが、筋トレは週1回以下 or していない
- 9 Q9. 就寝が24時以降になることが多く、平均睡眠が5時間以下
- 10 Q10. 在宅ワークで座っている時間が6時間以上ある
- 11 Q11. 20代・30代の頃より、日中の活動量が大幅に減った
- 12 Q12. 筋トレ後30分以内に、たんぱく質や糖質を意識して摂っていない
Q1. 食事の量を以前よりも減らしているのに、痩せにくくなった/太りやすくなった

太りにくく痩せやすい体をつくるには、食事の量を闇雲に減らしたり増やしたりするのではなく、適切な量をしっかりと食べることが大事です。
女性の40代・50代、更年期以降は、上述したとおり、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」が急激に減少します。
エストロゲンには、筋肉や骨を守り、脂肪の蓄積を抑える働きがあります。
エストロゲンが減少すると、筋肉が落ちやすくなり、脂肪がつきやすくなってしまい、結果的に基礎代謝(=何もしなくても消費されるエネルギー)が低下します。
代謝には、「基礎代謝」「食事誘発性熱産生」「活動代謝」の3つがある

基礎代謝が落ちると、体が1日に消費できるエネルギーの量も少なくなります。
基礎代謝が高ければ、少し食事量を減らすだけでも体脂肪は減りやすくなりますが、代謝が下がっている状態では同じように食事量を減らしても、体脂肪は思うように減ってくれません。
20代や30代の頃、少し食事の量をへらすだけで、簡単に体重が落ちていたのは、代謝が大いに関係しています。
さらに、栄養が不足した状態が続くと、体は筋肉を分解してエネルギーを確保しようとします。
すると筋肉量が減り、ますます代謝が下がり、脂肪も減らずに「痩せにくい体」へと進んでしまうのです。
痩せるためにはただ食べる量を減らすのではなく、筋肉を維持しながら代謝を保つための「食べ方」と「栄養の質」が重要になります。
Q2. とくにお腹や腰、背中の脂肪が気になってきた

体型の変化を感じ始めたら、それは代謝の低下やホルモンバランスの影響が出始めているサインです。
女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少することで、体脂肪のつき方が変わってきます。
エストロゲンには、脂肪を下半身に蓄え、内臓脂肪の増加を抑える働きがあります。
エストロゲンが減少すると、脂肪が下半身よりも体幹部(お腹・腰・背中)につきやすくなり、いわゆる「お腹まわり太り」「背中のもたつき」が目立つようになります。
これは単なる体型の変化ではなく、ホルモンバランスと代謝機能の低下が影響しているサインです。
脂肪のつき方が変化(男性型肥満化)し、下半身太りから内臓脂肪型(お腹・背中・腰まわり)へシフトします。
Q3. 食事の時、ごはん・たんぱく質・脂質のバランスを意識していない(PFCバランス)
代謝を高める体をつくるには、「なにを・どれくらい・どのバランスで」食べるかが大切です。
炭水化物は体と脳のエネルギー源となり、とくにトレーニング前後のパフォーマンスや回復に欠かせません。
たんぱく質は筋肉の材料として必要不可欠であり、筋肉の修復や成長を支える重要な栄養素です。

脂質は細胞膜の構成やホルモンの生成に関わり、とくに女性にとってはエストロゲンなどのホルモンバランスを保つうえで重要な役割を果たします。
これらの栄養素が極端に偏ったり不足したりすると、筋肉が育たず、代謝もうまく回らなくなります。
体を変えていくには、まず食事内容を見直し、PFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物の割合)を整えることが何よりの第一歩になります。
Q4. 摂取カロリーやご飯(白米)を減らせば痩せると思っている

私たちは、「糖質は敵」「痩せるならご飯を減らす」と誤った認識がありました。
実は、「ご飯=太る」は、誤解です。ご飯に含まれる糖質は、筋肉や脳の働きを支える重要なエネルギー源です。
体に必要な糖質をしっかりと摂取することで、活動のパフォーマンスが向上し、運動効果も高まります。
そのため、極端に糖質を制限してしまうと、体はエネルギー不足を補うために筋肉を分解し始め、結果的に筋肉量が減って代謝が下がってしまうのです。
代謝が落ちると、脂肪が燃えにくくなり、体重も減りにくくなります。
大切なのは、過剰な糖質制限ではなく、適切な量をタイミングよく摂ることです。
正しく食べて、適度に体を動かすことで、筋肉を維持しながら無理なく脂肪を落とせる体に整えていくことができます。
Q5. 自分の「基礎代謝」や「1日に必要な摂取カロリー」を把握していない
代謝を整えるには、まず「今の自分の代謝状態」を知ることが大切です。
基礎代謝や1日に必要な消費カロリーの目安を把握していないと、食事量の調整が感覚任せになり、摂取不足や過剰摂取につながりやすくなります。

とくに、自分の基礎代謝以下の摂取カロリーの食事が続くと、体は飢餓状態になり守りに入ってしまうため、燃えにくい体になってしまうのです。
これは、筋肉の維持や脂肪燃焼の妨げとなり、結果として代謝が停滞する原因にもなります。
正確な数字を知ることで、必要な栄養を無理なく取り入れることができ、トレーニングの成果や体の変化にも的確に対応できるようになります。
代謝の低下が大きく関わる40代・50代は、体型や健康を維持するために、数字を把握しておくことは必要です。
日々の食事内容や摂取量の精度を高めることができ、効率的に代謝改善を進めることができます。
Q6. 筋トレを続けているのに、見た目の変化を感じにくい

筋肉は、「鍛える」だけでなく「育てる」ことが必要です。
トレーニングで筋肉に刺激を与えることは重要ですが、それだけでは筋肉は成長しません。
筋肉の成長のためには、たんぱく質をしっかり摂取し、「筋肉の材料」を体内に供給する必要があります。
また、筋肉の修復・成長はトレーニング中ではなく、休息中に行われるため、十分な睡眠が不可欠です。
とくに更年期世代では、筋肉の合成力が加齢とともに落ちてくるため、意識的に“与えるケア”、栄養と休息の質を高めることが、筋肉を維持・増やし、代謝を改善していくためにより重要になります。
さらに、ストレスやホルモンバランスの影響で回復力も落ちやすくなるため、心身のケアも含めた包括的なアプローチが必要です。
Q7. 自分の体重以外に体組成(筋肉量・骨格筋・体脂肪率)を把握していない

見た目や変化を左右するのは体重そのものよりも「中身(=体組成)」です。
体重だけを見ていても、筋肉が減って脂肪が増えていることには気づけません。
たとえば、体重が以前と変わらなくても、「筋肉が落ちて脂肪が増えた」ことで、体のラインが崩れたり、お腹がポッコリ出てきたりといった変化が生じるのです。
筋肉は、代謝を支えるエンジンであり、筋肉量が減るとエネルギーの消費効率も下がります。
そのため、見た目の引き締まりを保ち、代謝を維持するためには、体組成(筋肉量・骨格筋量・体脂肪率など)の把握がとても重要です。
最近では家庭用の体組成計でも簡単に測定できるため、体重だけでなく定期的に筋肉量や体脂肪率もチェックしていく習慣を持つことが、健康的な体づくりの第一歩になります。
Q8. 有酸素運動は週3回以上しているが、筋トレは週1回以下 or していない

脂肪を落とすには有酸素運動も有効ですが、「代謝を上げる」には筋トレが欠かせません。
筋肉は、私たちの基礎代謝(何もしなくても消費されるエネルギー)の大部分を担っているため、筋肉量が減ると代謝は確実に低下してしまいます。
筋トレを行わず、有酸素運動ばかりに偏ってしまうと、筋肉が少しずつ減っていき、結果として“燃えにくい体”に変わっていくのです。
とくに40代以降の女性は、ホルモンの影響で筋肉が自然に減少しやすいため、意識して筋肉を刺激するトレーニングが必要です。
週に2〜3回でも、しっかりと筋肉に負荷をかける筋トレを習慣にすることが、代謝改善の土台をつくる大きな鍵となります。
Q9. 就寝が24時以降になることが多く、平均睡眠が5時間以下

筋肉は「寝ている間に育つ」ものです。
とくに睡眠中に分泌される成長ホルモンは、筋肉の修復や再生、さらには脂肪燃焼にまで深く関わっています。
この成長ホルモンは、深い眠り(ノンレム睡眠)の間に多く分泌されるため、眠りの質が低かったり、睡眠時間が短かったりすると、ホルモンの分泌量が減り、筋肉の回復が十分に行われなくなります。
その結果、筋肉量が維持できず、代謝も徐々に低下していきます。
また、睡眠不足は食欲をコントロールするホルモンバランスにも悪影響を及ぼし、過食傾向や間食欲を引き起こしやすくなるため、体脂肪の増加にもつながります。
だからこそ、6~7時間の質の高い睡眠を毎日確保することが、トレーニングや食事の成果をしっかりと体に反映させるための鍵になります。
どうしても、5時間以下しか眠れない場合は、休日の日だけでも6~7時間眠れる工夫をしてください。
睡眠も“代謝を育てる行動”のひとつとして、大切にしていきましょう。
Q10. 在宅ワークで座っている時間が6時間以上ある

座りっぱなしの生活は、代謝を低下させる要因の一つです。
長時間座っていることで血流が滞り、筋肉がほとんど使われない状態が続くと、カロリーの消費量が減るだけでなく、脂肪を溜め込みやすい体になってしまいます。
また、下半身の筋肉が使われないことで冷えやむくみが起こりやすくなり、脚やお尻に脂肪がつきやすくなる傾向があります。
とくに在宅ワークやデスクワークが中心の方は、意識的に体を動かす機会をつくることが必要です。
1時間に1回は立ち上がってストレッチや軽い体操をしたり、バンドを使って行う「バンドトレ」行うなど、日常生活の中で「立つ・歩く・動く」時間を増やしていくことが、代謝の維持に大きく役立ちます。
スタンディングデスクがあれば、立って仕事をする時間を設けることで、消費カロリーが増えます。
体重60kgの人が1時間立ち続けた場合の追加消費カロリー 「座っている状態:約60kcal/時」「立っている状態:約88kcal/時」「→ 差分:約28kcal/時」
1日で4時間たつと、28kcal×48時間=約112kcal
ただし、立っているだけでは筋肉負荷は小さく、代謝向上効果は限定的です。
姿勢保持による腰や膝の負担につながるため、立ち仕事の間は、こまめな体重移動や足踏みを取り入れると、立っているだけよりも消費量がさらにアップします。
Q11. 20代・30代の頃より、日中の活動量が大幅に減った

以前と同じような食事をしているのに太ってきたと感じる人は、普段の「体を動かす時間」が減っていることが原因かもしれません。
40代・50代になり、ホルモンが減少すると代謝が落ち、さらに日中の活動量が減ると、1日に使うエネルギー(カロリー)も少なくなってしまいます。
その状態で、栄養を考えずに20代・30代と同じものを同じだけ食べていれば、余ったエネルギーが体脂肪としてたまりやすくなります。
運動と聞くとジムや筋トレを思い浮かべがちですが、日常生活の中でちょこちょこ動くこともとても大切です。
たとえば、エレベーターではなく階段を使う、家の中でこまめに立ち歩く、通勤や買い物で歩く量を増やすなど、意識して動く時間を増やすことが代謝アップにつながります。
2~3時間に一度まとめて動くのではなく、こまめに動くことを意識しましょう。
Q12. 筋トレ後30分以内に、たんぱく質や糖質を意識して摂っていない

筋トレ直後は「筋肉の合成スイッチ」が最も強く入る時間帯であり、このタイミングで適切な栄養を摂ることが筋肉の成長を左右します。
とくに、筋肉の材料であるたんぱく質と、それを運ぶエネルギー源としての炭水化物をセットで摂取することが重要です。
これにより、トレーニングによって傷ついた筋繊維が素早く修復され、新しい筋肉が効率的に作られます。
また、炭水化物が不足すると、体はたんぱく質をエネルギー源として使ってしまい、筋肉合成がスムーズに進まなくなります。
その結果、筋肉量が増えにくくなり、代謝アップのチャンスを逃すことになります。